プチ遠征記

7/15、本州某所。

休日の都合上により、今回もメンバーは私(モチ)とひろの二人。

前日に地元の海に潜っていたコック長からの情報で、「海は荒れていて濁りが酷いらしい・・・」

という予想をボンヤリと立てていた。

 

しかし私たちにとってそんな事は大した問題にはならない。

やはり久しぶりの海に期待は嫌でも高まってしまう。

 

深夜2:30にコンビニの駐車場に待ち合わせて、目的地に向かうことにする。

行程は概ね2時間半。

 

向かう最中の車の中でいろいろと話をしながら向かう。

仙台から車を走らせて強行軍でかけつけたひろには寝ながら行ってもらおうと思っていたが、なかなか寝る気配が無い。  

相変わらずすごい体力だ・・・。

 

むしろ私の方が眠気と戦いながら車を走らせる感じになっている。

 

コンビニに立ち寄るとひろが“強々打破”を買ってくれた。

これを飲みながらなんとか走り続け、明け方の5時には目的地に到着した。

 

ひとまず車を降り、二人でポイントのチェック。

 

あそこの沖根にはもしかしたら早朝なら回遊魚が回っているかもしれないな。

とかなんとか言いながら作戦を立てつつ、荷物を着替えスポットに運ぶ。

 

この海にはド級の獲物はいないけれど、運が良ければブリが回ってくるはずだ。

 

今日はどんな獲物を捕って帰るか・・・

よし!  ひとまず早朝1発目は回遊魚を狙おう!

ということで作戦通り沖根を目指して泳ぐ。

 

・・・む、今日は少し潮の流れが有るかな?

 

かすかな気配を感じながらも沖根を目指す。

・・・どうも体が横に流される。

 

あれ?  なかなか根が近づかないな。  あれれ。

 

ウォオォウオオ!!!!   

泳いでいる最中に体が傾くほどの流れが突然、体にぶち当たってきた。 

 

徐々に気づくと流されてしまう、とかそういう次元の話では無い。

まるで『ゴッ !!!』という感じで体が持っていかれた。

ワホー!!

 

やべー!!

・・・と、この辺りでタイミング良くひろが登場。

 

$%#=* !!!

なんか叫んでいる。

 

なんだ?  おおお。  ひろも揉まれてるなぁ。  

 

水中を見るとさすが爆流の中、小魚の群がすごい量で辺りを泳いで。 ・・いない。揉みくちゃにされている。 笑

 

魚でも揉みくちゃにされるとは・・・俺らは何やってんだこんなとこで。汗

 

・・と、下に一瞬目をやるとちょっと大きめの魚影が。

む。

 

あ、マダイだ!

 

よっしゃラッキー!

この爆流のせいか、全然こちらに気付いていない。

マダイと一緒に流されながら潜行。  じっくり銛の照準を合わせる。

ピシっと狙いが定まる。  よし!  ここだ!  ごめんマダイ! 

バスっと刺さり、チョッキも綺麗に貫通してくれた。

 

いそいそと取り込んでいると、ひろがまた叫んでいる。

#&‘』%)(!!!

 

ん?  なあに?  

『流されてる!!  俺らヤバイ帰られない!!』

 

え?  あ、ほんとだすげえ流されてる。 

こりゃあ流れに逆らうのは無理だな・・・

 

最悪二人で全然違う海岸に流れ着いてもそれはそれで面白いかなw

 

なんて冗談交じりに思いながら、冷静に考える。

うん。 岩裏に回りこんでから帰ろう。

 

ひろと相談。  同意。

二人で背泳ぎ体勢になってドドドドっととりあえず岩に近づく。

 

ひとまず潮裏に。

ここでひろが足が攣ったということでひとまず上陸して休憩することに。

 

モチ:『いや~。 参ったねぇ。』

ひろ:『ほんとだよ~。 俺は流されないように必死でがんばってたら横で変な人がマダイ捕ってるし。 笑』

 

アハハ。  と、二人で笑いながら小休止。

 

よし、行くか! 

岩裏に回りこんだとはいえ、こちらも沖に向かって潮が流れている。

少々さきほどの流れよりはマシだったが、飛び込んでからはフルキックで岸を目指した。

 

たどりついて上陸した時には二人とも憔悴しきってフラフラしていた。

こりゃ、しばらく休まないとお話にならないね。

 

・・・休憩してから30分後、2回戦に突入。

さきほどの潮流がうそのように消えていた。

 

2回戦目は巨大なマゴチを油断しすぎて逃がしたり、もちょっと大きめのマダイを突こうとするが、当たる瞬間に押し棒が折れてチョッキが刺さりきらずバラシたりと。

 

だめだめだったw

ひろもこの時、マダイをバラシてしまっていた。

 

上陸後、

二人とも体力をかなり消耗していたことと、腹が減りすぎていたこともあって、

今日は早々と帰途につくことにした。

 

帰りの途上でかなり不思議な温泉に入ったり、

レストランで料理が出てくるのが遅すぎて二人が死んで(雑魚寝て)しまったことなど、

今回も本当にいろんな事があった。

 

詳細はここでは書かないが、通った道も綺麗な道が多くあり、非常に面白い旅行となった。

 

漂流しそうになっても、変なハプニングがあっても、やっぱり仲間がいるってのは良いことだ。

 

本当に楽しかった。

 

 

追記:ひろは仙台から遠い道のりを走ってくることがわかっていたのに、さらについでに新潟まで荷物を運んでアルバイトをしてから来たらしい。 

今回のプチ遠征の出費をほぼ全ておごってくれる腹づもりで、そうしてくれたとのこと。

んーむ。  なんて良い奴なんだ・・・。

 

改めて感じた、一日なのでした。

 

当日夜、コックを呼んで刺身パーティ。

捕ってきたマダイは最高に激ウマでした。

 

海豹旅団