オシアナス手銛

ほんの少しだけ、DR.オシアナスの作る手銛のスペックをご紹介。

これは、彼の作るものの中でも少々ソフトなセッティングになっている手銛のシャフトであるが、体重80kgの彼が上に乗ってもこの通り、非常に強靭な作りとなっている。

 

堅く、細く、軽く、そしてバランスの取れた、究極まで水の抵抗を無くすよう工夫の凝らされた手銛。 それが彼の作る手銛。  

オシアナス手銛である。  

 

彼の口癖は『なんかもっと改良点ない? どんどん言ってよ!!』

 

我々はつくづく、恵まれているのである。

後端部。  

※これはMoCCi仕様のもの。 

手銛本体の形状について。

 

以前とあるところで発表したことだが、こちらでも掲載しておこうと思う。

私(MoCCi)がオシアナスさんと手銛を作成してもらうにあたって、こだわりにこだわり抜いた本体の形状について。

 

みなさん・・・・
手銛にとって理想的な形状ってどういうものだと思われますか?

弓矢が飛んでいく際、なぜあれはぶれずに真っ直ぐ飛んでいくんでしょうか。
答えは、後端に抵抗が集中しているから。 単純ですね。 

じゃあ、手銛はどうすればよいか? 

私が前から疑問に思っていた手銛に関する素朴な疑問・・・
それは、両端テーパーの形状です。 これって本当にいいわけ?

ある人に『物理的にはこれが一番抵抗が少ないんだよ!』と言われたことがありますが・・・・?  いやいやいや・・・
本当に物理わかってるのかな・・・?

 

さて、物理の話を始めます。


水中(空気中でもですが)で物体が移動するとまず水を両脇に押し分けようとするために力が必要となります。この抵抗力は前面投影面積『S』で表されます。

これが少ないに越したことはないので、みんな手銛を細くしようとします。

ここまでは私も同じ考えです。

さて、手銛が細い部分から・・・太い部分へと移行するにしたがって水を押し分けていきます。

押し分けられた水はどうなるでしょうか?

押し分けられた元の位置(手銛本体表面)へ戻ろうとします。

この時、戻ろうとする空間が水流が戻ることが可能な以上に広い場合、乱流が起こります。

この乱流『CD(抗力係数)』が手銛のもうひとつの“水中での抵抗力”となります。

ごく一般的に出回っている手銛の多くは両端テーパーの形状になっており、両端に向かって同じ割合で細くなっていきます。 これはこの抗力係数を減らそうとするがゆえの努力であろうと考えます。 しかしこの考えには盲点があります。

物体が水中を移動した場合、移動の速度が早くなれば早くなるほど、押し分けられた水が戻ろうとするには、押し分けられた時より多くの距離を必要とします。

 

スポーツカーのレースでスリップストリームというものがありますね。 

かなり後方まで空気を巻き込み後続車に影響を与えます。 あれと同じことです。

 

さて、話を戻します。
手銛の速度が早くなれば早くなるほど、押し分けられた水が戻ろうとするには、押し分けられた時より多くの距離を必要とします。

 

ところが、前述のように最も太くなった部分から同じ割合でテーパーが始まる手銛は、移動の際後方に乱流『CD(抵抗力)』を必ず生むこととなります。

この乱流が手銛の真ん中近くの部分から始まり、後端部の最後にいたるまで続く、というのが手銛がぶれる大きな原因です。  震える箇所が中心部付近から存在しているため。

このぶれを防ぐためにどのような形状にしたらよいか・・・というと、


まず先端のテーパー部分は、バランス的にみて理にかなった範囲で短くする。
手銛の真ん中の部分は水流が安定するだけの距離(大体でいいですが)ストレートパイプにする。 本当はほぼ後端部分までストレートでよい。 
『CD(抗力係数)』を極限まで減らしたければ、ほんの短い距離だけ、徐々にテーパーさせればよい。
 
ただし、先ほどの弓矢の話もしかり、ほんのわずかな抗力は手銛が安定して飛んでいくために、後端部に集中する限りは、あってしかるべきものなので、私は最後までストレートパイプで良いと思う。 ホントにわがままが許されるなら、後端部の金具だけ、丸くなってればOK! それで充分です。 

これはスポーツカーの形状を考えてもらえればわかりやすいと思う。 

あと・・・ストレートパイプにはもう一つ利点があって、それは強いゴムを思い切り引けるという利点です。

まぁ・・・これは素材でもある程度補える点なのであくまでつけたし程度のことですが。


以上、私の考察でした。 

あくまで参考程度に。 

 

尚、これは実際に物を実射テストしてみて差を実感しているので、あながち全く机上の空論というわけでもないと思います。

オシアナス手銛はこの形状に加え※ブレイクアウェイシステムというものを採用していて、これもまた、手銛の抵抗を減らすことに寄与しています。

 

そのため、オシアナス手銛は他のどんな手銛と比べても負けないだけの性能を引き出すことに成功しています。

 

 

オシアナスチョッキ試作1号

チームメイト思いの親方がこっそりとチョッキを作成してくれた。

 

みんなの手元にもきっと届いていることだろう。

試作検討を重ね、これから改良していきたい。 

とりあえず試作1号の使用レポート。

 

一見ごく普通のチョッキ銛。  

 

でもこれには親方のひと工夫・・・というか技術かな?w

が込められている。

 

チョッキに刃付けがしてあるのだ。笑

 

このチョッキは比較的鈍角なカッティングが施してあるが、この刃付けのせいで刺さりがよくなっている。 

通常のチョッキ銛は肉を押し広げながら刺さっていくのに対し、このチョッキは切り裂いて刺さることを念頭に置いたものだとのこと。

 

これは非常に優れた着想であると思う。

なぜなら、先端部分がたとえナマった場合でも、刃部まで刺さればあとは切り裂いて刺さってくれるからだ。

 

 

このチョッキのメリットは上記のとおり、

①比較的鈍角でも刺さりを良く出来る。 

②その結果、先端も潰れにくい。

 

という点がある。

 

デメリットに関しては、

メンテナンスに技術を要するというところがあがるだろう。

 

要は、チョッキ銛の先がナイフになっているようなものと思ってもらえば良いか・・・

研ぎなおしの技術がある人は良い。

 

が、特に日頃から刃物を研いでいない人は、このチョッキをすぐに普通の鈍角なチョッキにしてしまうことだろう。

 

刃付けをするのは案外難しいことなのである・・・

さておき。

 

 

このチョッキが届いたこともあって、なかなか海に行けなかった私、MoCCiも重い腰を上げてチョッキの試し撃ちに行ってきました。

 

※ 写真 : MoCCiの友人。 

  知る人ぞ知る。 とある黒い人物   

 

獲物はそれほど大したものはいなかったけれども、とりあえず80センチくらいの鈴木さんがいたので直上からぶち抜いてみた。

 

スポンと貫通して岩に当たりましたが、

チョッキは無傷。

 

素材にも親方のこだわりが生きていましたね。    くふふ。

 

根魚用にはもうこれでほぼ良いと思う。  あとは回遊魚にこの鈍角でも通用するのかどうか・・・そこだけですね。

 

その辺りは南方太平洋にアクセスしやすいチームメイトエロゆしか、エロ(ひろ)辺りのレポートを待つとしよう。

 

 

 

※オシアナス手銛は営利目的での作成はされていません。よって完全に非売品であり、

チームメイト以外の方のために作成される事はごく稀なケースを除いて、無いとお考え下さい。

海豹旅団