OMER ZERO 3 MASK

以前から優秀なマスクを多数、輩出してきた名門OMERが新開発したマスク。
OMER社のマスクはなんといってもスカートのシリコンの柔軟性が他社と比較して頭一つ抜きんでて優秀です。
その特徴だけでも選ぶに値しますが、若干マスクの開発時期が他社より古かったため、少々大きめのデザインが多いことが難点でした。
しかしこの度開発されたマスクOMER ZERO 3はその点で大きく改良がなされています。

大幅に内容積を削った形状は、マスクブローのストレスを極限まで減らしてくれるでしょう。
従来のALIENの場合には水深8~9m程度潜水をするとマスクブローが必要でしたが、このOMER ZERO3 の場合には水深18mまでは全くマスクブローの必要が無いほどだと言われています。
また、内容積の減少は眼球とレンズとの距離の短縮も意味しています。
そのために可視界度が30%向上しているそうです。
加えてこのマスクはさすがMOMO DESIGN が手がけただけあって一ひねり工夫がされています。
ノーズ部分にリブが入っていて、耳抜きの際に鼻をつまむとき滑りにくいようになっています。
面白いですね。

現物確認レビュー。
やっと現物確認が出来た。
欲しい人には分けるよ~と言って募集したまま現物が無い期間がえらく長くなってしまったが、 ついに今日実物を拝むことが出来た。
結論からいうと、 これは本当に素晴らしいマスクです。
OMERが今までに作ってきた良いマスクにかけた開発のノウハウが全て生かされていると言っても過言ではないでしょう。
OMERユーザーにはおなじみの極ソフトなシリコンスカートによるフィット感は言うまでもないが、今回はそれに軽さ、視界の広さが加わっている。
また、バンドの裏側を特別に広く二股に分かれたデザインにすることにより、バンドの張力係数を増す設計になっている。
どういうことかというと、同じだけの強さで締め付けても、他のマスクに比べて頭に食い込む感じは軽減されるということです。
まるで、 付けている事を忘れるようなホールド感に仕上がっています。
これは・・・ホントにわかっている人が、MOMOデザイン社の確実な設計デザイン技術を味方に付けて作成した、スピアフィッシングのための最高の実用マスクだと言えると思います。
内容積に関しては、 OMERの最もメジャーなマスクの一つであるALIENを引き合いに出してみましょう。
ALIENは優れたフィット感には定評があり、多くの愛用者がいますが、内容積は145ccと比較的平均値といったところです。
後にOMERの傘下に入ったSPORASUBからハイエンドモデルとして発売されたSPORASUB MYSTIC マスクはこの内容積を130ccまで減少させたローボリュームモデルとして話題になりました。私も実はそのマスクを試しに購入したことがあります。
そのマスク自体は極端に内容積を減らそうとするあまり、フィット感があまり良くなく、その辺りの作りこみが上手くいかなかったのかな・・・?と思ってしまう程でした。
なので、私は実はあまりにも内容積が少ないモデルのマスクは疑問視してしまう嫌いがあります。
今回紹介するこのマスクもバリバリのローボリューム系のマスクとして開発されたものです。
内容積はなんと99cc。 ちょっと心配でした・・・。
MYSTICですらかなり小さく、内容積は少ないな・・という印象を受けましたがこれは別格のミニマムさ。
そこで、今回お分けするよう約束している方たちにも『私が現物を確認して良い物だということを理解してからでなければお分けすることはしません。』と言ってあった。
そうなると私は大損するハメになるので賭けでもあったのだが・・・
今日実物を確認して、はっきりとわかりました。
これは自信を持ってお勧めできる代物です。
あんまりフィット感が良いので、バンドをはずした状態で顔に貼り付けさせたままこの日記を書き上げてしまいました。
水の浸入に対する安心感はALIENと比較して全く遜色ありません。
ALIENはフィット感がよく素晴らしいけれど少々大きめなんだよなぁ・・・
と思っていた方。
これは、まさしくALIENが進化したマスクです。
ダメになった点は一つもありません。
・・・と、私は感じました。
あくまで主観ですので、その辺は。 ね。 わかるよね。
欲しい人~
欲しい人には1個6000円でお分けし・・・・ていましたが。
※7/10現在、在庫なし。 1週間程度で在庫が吹っ飛びました。
すごい人気だねぇ・・・ 次の仕入れはどうしようか迷い中。
もういいかげんちょっと普及したから、特別感も無いし。
俺は撤退しちゃおうかな。